雨戸がわずかに開いた薄暗にまよいを置いてみた。蝋燭のあかい灯火と女のエロチシズムを求めて。暗がりに浮き立つ白いうなじ、暗がりでこそより白い肌が見える。
ロー泪がうなじからほうに流れる。まよいは「ウー」呻き。暗がりであるこそ心にしみる。
花芯に差し込まれて太いローソクから太ももに垂れ流れるいく筋ものロー泪が白い肌を桜色に染める、だがまよいは苦痛の叫びをもらすどころか、うっとりと微笑さへもたたえて身体に起こるなにものかをもとめている。中心のない円空。
ちびでがんばりや?のまよい。チビはいつも負けん気が強く、忍耐力がある。どうしてかと理論をひけば、チビはいつも上を向いて生きている。おのずと向上心にとむ。(駄論)桜夜は昭和の女の体型をしている。失礼ながら短足である。この体型はじつに緊縛にむいた体つきである。その頃に濡木さんが今の歌舞伎役者は足が長くて様にならないとこぼしていた。それと同じように緊縛はどうも8頭身のような西洋の彫像のような体型は苦手とする。この体型が尻のボルームを猥褻にみせる。
奈加さんは縛りやすそうで滑らかな縄筋を作っている。「こんど俺の縄会のモデルをしてくれないか」と勧誘している。それもそのはず逆海老責めをこなして吊までの変化を耐えている。
文 杉浦則夫
掲載開始日 2019.2.21・28 掲載終了 2019.3.28
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