世界が大変な事態になっている。歴史を見ても一人の専制主義者が世界を混乱させてきたのは明白だ。人間とは脆いものだ。
さて新村さんに移ろう。これほどの艶やかな肌を長期間保ち続けるのは困難であるはずだ。シミアザ一つとしてない。
柔らかな肌ほライトの反射がよく肌色の発色がいい。そこで思い出したのは往年の日活ロマンポルノの大女優谷ナオミのことである。俺は2.3度写真集撮影の編集としてあるいはSMキング撮影の編集として谷ナオミの撮影に参加していた。
彼女は豊満な肌の管理には徹底して撮影の３日前から下着の跡が残るのを嫌い履かないと言っていた。それほどプロ意識の高さが伺われる。果たして今AV業界にそんな人がいるのであろうか。昭和のモデル達は案外それに匹敵する様子が見られた。
新村さんとは今回が三度目の撮影である。桟敷の撮影は拘束が厳しく辛い縛りにもかかわらずNGを出すこはなかった。だが今回はクリップ責めに怯えて泣き出す顛末である、それが可愛く変化に飛んだシーンとして撮れた。肌色を重視して今回は照明を替えて明るく現像した。
逆さY字吊りは俺のイメージどうりに”O娘の物語”の挿絵の様なシーンとして撮ることができた。それと印象的なのはM字開脚責めでのベットの背の縛りが面白いしあかりの悶える姿がダイナミックでいい。
文：杉浦則夫
撮影：杉浦則夫 緊縛：奈加あきら 助演：鏡堂みやび 制作：杉浦則夫写真事務所
掲載開始日 2022.3.3・10 掲載終了 2022.4.14
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