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一部の女には世の中生きづらいのか仕事で溜まったストレスを吐き出すために拘束の世界で身が空になるほどの苦痛を求める女がいる。ストレスから逃れる手段は狂気がいるようだ。
女はどこかに現実的な理性を持っているから狂気の終わりを知っている。彼女たちは緊縛の入り口を入ったり出たりを安易に可能にする。今回の小宮山女史も女性社員の多い会社の要職にあり相当なストレスを感じると言う。キャリアウーマンであるがあえて淫らな娼婦の如き設定にした。清純さを好む愛好家は多いがその一方で世の荒波に揉まれた傷ついた女しか愛することが出来ない変人もいる。彼女たちは裏切りと憤怒の物語を知っている、それはとてもエロチックでさえある。そんな女を小宮山さんで描いてみた。彼女は蛇が獲物を威嚇するような鋭い目線をカメラにむけることがある、それは女侠客のような婀娜な色気があるがあえてそのような表情は避けた。緊縛撮影の不思議さは麻縄の魔力とも言うのか女の変身ぶりにある。反抗から従順に気を変えた瞬間の優美が生まれることがある、このような素材は生活苦から生まれる。それがこの撮影にはときどきに見えるのをみていただきたい。
杉浦則夫
撮影:杉浦則夫 緊縛:奈加あきら 助演:鏡堂みやび 制作:杉浦則夫写真事務所
掲載開始日 2024.12.19・26 掲載終了 2025.1.23
注意:
月額会員サイト「杉浦則夫緊縛桟敷」でのダウンロード作品の掲載期間は四週間です。
掲載終了後は姉妹サイト「緊縛桟敷キネマ館」にて販売される予定となっております。※販売時期は当分先になります。
リンク:緊縛桟敷キネマ館 →
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