『おはやおございます」と大きなマスクをして加納さんに挨拶をされた。一瞬、だれだかわからずとまどった、そんな俺の様子でマスクをはずしてもう一度「おはようございます」この人は唇が見えてこそ加納綾子になるのである。いっそのことアイマスクをして挨拶をしてくれればすぐに笑顔で返事ができただろう。それほどに加納の唇は魅力的で記憶に残る。
唇の表情はひたすらにさかりのついた雌の陰部で白痴で華やかで寂しさ悲しさと無縁であればこそ魅力的だ、加納の唇はそんな魅力の唇。
全体的にスレンダーである、特に足が美脚と本人も意識が高いであろう。春が似合う人、花ならばスイトピーのようにひらひらと花弁をなびかせて美しい声で唄う人。
そんな人がこんな廃屋に閉じ込められてきつく縄で縛られてしまっては魅力が萎えるところであるが、綾子はそこではあだ花の毒々しい女とするりと変わる。種を宿さないあだな身体をさいわいとばかり暴漢の肝臓が無下な要求をくりかえす、ついに綾子は涙を流す(じわりと濡れる目頭が前半にもあります)。
あだな身体
俺のわかりにくい物語に加納は自分で物語を組み立てて縄を深く身体に入れているようだ。加納はカトリーヌ、ドヌーブが演じた昼顔のようなsexの微妙な綾を表現できるタレントと思う。
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