売れない貧乏な官能小説家は朝から教卓に向かって原稿を書くんであるが一向に筆が進まない。官能の山場である隠微なシーンが書けない。それならば
女房をいたぶりながら実録を書こうと思い立ち、女房のレイナを縛り色気盛りの太腿を弄りながら書き始める。
レイナの滑らかな柔肌の感触がが男の脳裏を興奮のるつぼにする。ーこの高ぶりは書く集中と手触りの興奮が脳で混乱を起こして通常よりも数倍の興奮をもたらすー(レイナは縄を待ち受けて今日か明日かと言う思いでいる変態妻である)妻の呻き声を聞きながらでは怠け者の物書きは遊びの誘惑に負けてしまう。
けっきょく今日も変態夫婦の狂乱が日中から始まるのでした。それを記録する私は女の狂乱する艶やかな美貌に見惚れながらため息を漏らすのである。
最終章では谷崎の痴人の愛の逆転バージョンが演じられることになる夫婦の物語。
杉浦則夫
撮影:杉浦則夫 緊縛:奈加あきら 助演:鏡堂みやび 制作:杉浦則夫写真事務所
掲載開始日 2023.4.20・27 掲載終了 2023.5.25
杉浦則夫緊縛桟敷 掲載内容会員登録ページ
注意:
月額会員サイト「杉浦則夫緊縛桟敷」でのダウンロード作品の掲載期間は四週間です。
掲載終了後は姉妹サイト「緊縛桟敷キネマ館」にて販売される予定となっております。※販売時期は当分先になります。
リンク:緊縛桟敷キネマ館 →