管野しずかが引退して3年が過ぎていた。田舎へ帰ると業界のキャリアをさらりとぬぎすててしまった。
一枚の写真がある、柱に縛られた管野だ、その表情にみいってしまう。締め付ける縄の感触に酔いうつろな眼差し、ひたすらな静かさ得体の知れない不安を抱えた女のミステリアス、その写真カットはながめるたびに違った哀しみを見せる。
奈加さんから一月程前に管野がカムバックするときき撮影を依頼した。撮影日はとても暑い7月でしたが、絽の和装ですらりと現れた花(管野を改めて)は涼しげであった。潜り戸の前に立った花はお茶会に出る夫人だ。招待状を持って訪ねたが茶室はもぬけのから、とう家の徳田老人に謀られたようだと気づいたときにはすでに遅し。縛り師奈加さんが小手をぐいぐいと縛り始める、3年間の失踪の間ひと時も縄の感触を忘れることが出来なかった、と話す花は目を閉じて手首の縄に集中する。M字開脚であらわな花さん。バイブをくわえた花の顔が恥ずかしさでゆがむ。胡座の逆さ吊りでロー泪責め、花茎めがけてしたたる熱いロー泪。黒髪に落ちるロー泪。凄惨な責めが待っていた。だが花は酔いしれていた。
ローソクシーンがほぼラストであった。身体のローをスタッフが落としながら髪にからまったローソクがとれないのを詫びると。「私が気持ちよくなる為と思えばしかたがない、家でゆっくり髪をとかしておとします」と大人の配慮で返してくれる。余談ですが彼女は柔道2段の黒帯。
※会員サイト内で掲載している物語より一部掲載。
花 裾を乱され、心もみだれて(全編)
初めて受けた縄だった。気に入られたと思えたことが救いだった。縛られ、恥ずかしい恰好で弄られて、それでも感じてしまう女だったと、はなは知らない自分を見つめた。
花 鏡を覗いてしまったら(後編)
老人の縄に絡め取られ、その指で弄ばれていくうち、はなは快楽に溺れていった。もう決して終わることのない縄と責め。それと引き換えに失うものがあっても構わなかった。
月額会員サイト 杉浦則夫緊縛桟敷でのダウンロード作品の掲載は四週間で終了します、
以後はグループサイトの緊縛桟敷キネマ館にて販売される予定となっております。
リンク:緊縛桟敷キネマ館 →
管野しずかさんが帰ってきたんですね。
花。
ファンなのでまた、楽しみです
撮影会などありましたら、参加したいですね。