「お久しぶりです。私を覚えていますか?」5年ぶりに再会したジュンの挨拶であった。こんなに長く彼女が縄の世界に生きているのは意外である。5年前には恋人がいないと寂しげであった。それが今はパートナーを得て縄の悦楽を得ていると言う。
彼との写真を携帯で見せていただいた、山奥のせせらぎで長襦袢を水に濡らしたとても興味深い写真だ。彼の責めは凄まじいとも言う。ジュンが責めの酷さにギブアップしたところからが彼の写真の始まりという。さぞかし興味深い写真が残っている事であろう。
この様な会話で始まった撮影。最初のポートレートを撮るのに意気込んでライトの組み方を間違えた。だが座ったジュンの黒いワンピースの裾をまくったときに白い形のいい足が覗いた時にはドキリトした。この人の瞳は濁りのない青みがかった清楚な瞳だ。艶のある美しい髪がなびく、緊張感のある裸体が蠢く。被写体と俺は一体となった動態で撮り進んだ。画像の仕上がりに品格が感じられるのは俺の肩入れであろうか?だがこの様なカットだけでは許されないのが商業緊縛である。アラレのない艶姿を晒して恥じらいで顔を歪めるジュンであった。
杉浦則夫
撮影:杉浦則夫 緊縛:奈加あきら 助演:鏡堂みやび 制作:杉浦則夫写真事務所
掲載開始日 2024.6.20・27 掲載終了 2024.7.25
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