神谷さんは若くて目がパチリとした子です。緊縛は初めてといいことです。一度経験をしてみたかった緊縛をということで今日の撮影になった。
我々の領域に興味を持つ女性が増えたと言っても、実際に桟敷で撮影が出来る人は数少ないから気配りをしっかりして撮影により興味を抱かせて帰したい。まずは昨夜は眠れなかったという程の緊張をほぐすことから始める。後手縄というのは日常生活ではあまりない態勢だから無理をしないでくれと、奈加さんが。頑張りますと神谷さん。
うつ伏せに責められる乱れたワンピースから白いパンツが眩しく覗くと、はちきれんばかりの可愛いお尻、青春の花、硬い果実がそこにある。自由を奪われた神谷さんの表情は緊張で強張ってしまっている。こんな時は水責めをしてみると案外にほぐれるはずだ。じゃぶじゃぶと頭から水を浴びせ、金だらいに顔をつけてブクブクとやる。責めを通過した女は責めてとの共通罪意識が出来上がり絆ができる。
休憩してお化粧を直します。その後の撮影の進行は順調に運ぶ。吊りをしてみるが無理ならば言いなさいと奈加さんが。吊りをクリアーすると。逆さまの吊りとは宇宙が回転して面白いと告げる若い女の子。
写真家の反省
写真を写す時の写真家と被写体との力関係は五分五分であるが、素材の良さを引き出すのが写真家であり、被写体にないものを無理矢理に求めても出来上がりはぎこちないものになる。
文 杉浦則夫
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掲載開始日 2019.9.19・26 掲載終了 2019.10.24
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