この後記を書こうとしたら震度4の地震だ。我が家の木造家屋は大きく揺れた。ふとウクライナの戦況を思う。命の危険は同じだ。もっともこちらは地震が収まれば危機を抜けるが。ウクライナの子供達を想うと耐えられない。世界に平和を!
ちょうど今回はニュースキャスターの受難をテーマにした。一人の少女が誘拐された。それを報じていたキャスターが受難に合う・一人の命が失われるのも多くの死者が出るのもその本人には同じことである。 話がそれた。
今回の撮影において、撮影の意思の伝達の困難さを感じた。それは鉄の階段でのこと、モデルは裸の尻をカメラに向けている、俺は奈加さんに股縄を頼む。当然にいつもの様な股縄を施そうとした、なにか違う、他の方法があると感じた。腹から股間にかかった縄を手すりにかけてみた。女の動きを止める様な効果のある構成ができた。緊縛はこの様な微妙な感覚を要求する。だがこの様な微妙さを果たして閲覧者は必要とするのかは俺には判断ができない。
今の俺には撮影において判断の出来ないことが多い。どうでもいいことではないかとと思いながらも自己主張をしてしまう悩み。
文:杉浦則夫
撮影:杉浦則夫 緊縛:奈加あきら 助演:鏡堂みやび 制作:杉浦則夫写真事務所
掲載開始日 2022.3.17・24 掲載終了 2022.4.28
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