この会は•集い•から始まりあしかけ7年にもなり、通算21回を数える。それでもありがたいことには美帆のために集まっていてくれる。もともとの趣旨が参加者の縛りで写真を撮っていこうとするものであった。
だが技術は持っていても人前ではそれを行うのは苦手なのが日本人で、やむなくプロの人が縄を扱うことになるのが現状であったが、黒髪の会としてからは全員が部分を縛ったり滑車をあげたりして一つの絵ズラを作ることが出来る様になった。
今回は人体を掛け軸に墨のプリントをしてみようと思い、皆さんの知恵と筆さばきで美帆の後手に墨をのせて数枚のプリントを作った。墨がまだらに塗られた荒縄が尻にたれる墨がカメラをとおしてみると思いもかけない作品としての美帆の肢体があった。
また会いましょう。ありがとう。
杉浦則夫
参加者から遅ればせながらの声を。
初企画の墨汁と和紙を使用した緊縛人拓は、なんとなくイメージはできましたが、実際どのような仕上がりになるのか期待と不安が交錯しました。
美帆さんの魅惑のお尻に墨汁を刷毛で塗るという大役を仰せつかり、2度とない機会なので、じっくりとなめるように、なでまわすが如くやりたかったのですが、先生からの「墨汁乾くから早く」との声。
しかし何度か塗ったり拓をとったりを繰り返すと、実に面白いイメージ豊かな作品が出来上がり、感心しました。
ただ美帆さんは何度も塗りたくられた墨汁を落とすのが大変だった様子で、シャワーにかなりの時間がかかってましたね。
残念なのは塗り役と拓採り役に没頭しすぎて、写真を撮るのをすっかり忘れていたことです。
美帆さん、先生、スタッフの方々、参加者の皆様ありがとうございました。
コメントありがとうございます、杉浦則夫写真事務所です。
先生に急かされながらも、楽しく参加頂き大変ありがとうございました。
今回の人拓はなかなか良かったと先生も満足げに話しておりました。
またのご参加心よりお待ちしております。