「架空花嫁」
「縄を一生受け続けることを誓います。」そんな想いを胸にして、一人の男性の元へ飛び込みました。その人と一緒にいるためには、条件がありました。一般的に幸せと言われているものを諦め、縄を受け続け従うこと。縄が好きな私にとっては、願ったり叶ったりというくらいの条件。即、従うことを快諾し、現世の幸せを断ち切るための毎日を過ごし始めた。
そんな物語を回想しながら、白いコルセットとブーケを付けての縄がしたい・・・とお願いをしました。ラブホテルの一室でブーケを付けているのは、不思議な光景に見えるかもしれませんが、その時の私には、ふつうの女としての幸福を完全に諦める儀式の日として選ばれた場所は、教会のような神聖な所ではなく、おそらく数時間前には、他の女性が女としての悦を与えられていたベッドの上が相応しいのでしょうか・・・と考えていました。
縛られ、ベッドに転がされていて、ブーケが視界に入ってくると、花嫁なんだぁ、って笑みが出てくるかと思ったら、笑えない気持ちでいっぱいでした。哀しいとかではなくて、これからは、こう生きていくしかない・・・そんな諦めや決意が頭の中を回っていました。新婚初夜的なイメージをしたのですが、優しい囁きや腕枕もなく、淡々と縛られる。そうなることを選んだのだから、従っていくしかないのは分かっている。なんて、負に向かう花嫁になれました。
物語の時間は進んで、ホテルの部屋で裸のままで手だけ縛られていました。その男性の機嫌を損ねたのか、何もしない時間が過ぎたら、男性は部屋から出て行ってしまった。彼と入れ替わりに見たことのない外国人男性数名が入ってきたんです。殺されちゃうのかなぁ・・・と緊張してきました。裸の私に触るわけでもなく、見ているだけ。少しでも、私に気を引いてほしくて脚を開いてみても、状況は何も変わらない。今度こそは、と覚悟して縛られている両手で必死に陰唇を開いて「あなたのもの・・・」と言わんばかりのアピールをしてみたり・・・何度開いて見せても何にも起きなかった・・・。出ていった男性は一晩、帰らず。
不思議な物語を考えてしまったようです。ストックホルム症候群に似た感情だったのでしょうか?生き抜くための服従ですよね。
今、新しいストーリーを頭の中に描いています。が、表現できるかは怪しいですが。お話出来る時がくるといいのですが・・・
美帆
はじめまして。
「諦め」「縄を受け続け従う」「「現世の幸せを断ち切る」ための毎日を過ごし」「ふつうの女としての幸福を「完全に諦める「儀式の日」」」「教会のような「神聖な所ではなく」 〜 他の女性が「女としての悦を与えられていた」ベットの上が相応しい」「これからは、こう生きていくしかない」「「そうなることを「選んだのだから、」従っていくしかない」のは分かっている。」
そして、
「生き抜くための「服従」」。
もし、自分の『愛する』M女性パートナー が、こんな「想い」を秘かに巡らせていた。なんてわかったら、その彼女の事がとてつもなく愛おしくなってしまう、と云うSマニア男って多いと思います。
彼女の被虐願望を、そして幸福願望をも、出来得るならば、全て叶えてあげたい。そのためなら、どんな労苦も厭わないぞ!
と、もし俺ならそうなりますね。
なんてスゴく男前っぽく言い切ってしまいましたが、実際に一生そうし続けていくのは、とても難しいのでしょうね。笑。
みほさんの書かれる「想い」、とても素敵ですよ。
ですから、無理のない程度に、更新期待しています。
どうか、お身体を大切になさって下さいね。
相手が居なくなれば普通の女に戻れちゃいますよ。
私の大好きな、60年代のアメリカのミステリー映画を彷彿とさせる、摩訶不思議な物語なので、私もインスピレーションを働かせてみました。
その結婚相手の男性は人間ではなかった。
実は地獄の番人で、ある任務を負っていた。
様々な国で婦女暴行や強姦などで殺人を犯し、死刑になり地獄に堕ちた性犯罪者、今は地獄の住人たちを、時々現世に連れてきては、自分の目にかなった女性のところに案内するのです。
大好物の裸の女性というご馳走を目の前にして、興奮しようとしても、現世の肉体を持っていないので手出しすることはおろか、反応することもできず、一晩中ただただ見つめることしかできない。
彼らにとっては、最も辛い罰を与えられているのです。
この連中は、その罪の深さから、2度と現世に肉体を持って生まれてくることもできません。
未来永劫、己の罪深さを悔いながら、また夜明けとともに、その男によって地獄に連れ戻されるのでした。
覚悟を感じました。
みほさん、こんにちは。
一生、縄を受けていく…
女性にも相当の覚悟がいると思います。その女性を受け入れる男にも覚悟が必要、なんて考えてしまいました。