撮影が遅くまでかかり美帆が帰れない日がある。ー美帆は鹿島から2時間かけてこちらに来るーそんな日はビジネスホテルに泊まることになる。当然そこでも写真を撮る。
そこにでは彼女の日常に近い姿を撮影ができる。遅い夕食の時のビールのせいで体が火照り、部屋に入ると裸になるのもいつもの仕草だ。裸で携帯の情報を検索する。バスルームのドアーは開いたままで用を足す。これは排泄が自然なことで今様の生活様式かもしれない。
極度の乱視のために眼鏡を使用する。縛りの時はメガネは使用しないが、美帆の表情の魅力に目がある。野性的な目、潤い官能的な目、罪を認めない反航的な目ー美帆は縄を受けている時は常に歴史上の女囚の仮の姿でいるーそして苦悶で視力を失った目。どれも興味が尽きない。
今回の掲載にある眼鏡をかけた写真は朝の光に清々しくある。これは美帆の日常で俺は気に入っている。
杉浦則夫
撮影・緊縛:杉浦則夫
掲載開始日 2021.12.30 掲載終了 2022.2.3
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