縄の雲海塾に出演していただくモデルさんです。
もうすぐ春だと春らしい淡い色の和服にしてみた。いい感じに着せられたと思う。美咲と奈加さんは旧知の仲だから今日は奈加さんにお任せすればいいと気軽に構える。床の間の花は毎度に鏡堂さんが生けてくれる。
絵描きさんだけに見事な生け花を作ってくださる。「春には雀の掛け軸がいいだろう」と鏡堂さん。今日は特別に周りの小道具が上手くセットされて撮影の構図が撮り易い。
結衣は後手に縛られている間のとろける様に縄に身をまかせる様子が世俗を超えた初々しさを見せる。それはほんの一瞬で貴重なカットである。着衣で吊り責めで裾を捲くられた晴雨の様な図を求めたが難しい、あの隠微さを求めきれない。衣装がきらびやかすぎるのか、髪の乱れが出来ていないのか、いつの日にか実現させよう。すらりと伸びた脚にもぎたての様な桃の尻。乱れた襟元に覗くふくよかな乳房の色気。縄の乱舞が部屋を満たす。
一転して無垢の長襦袢の正座姿にはワンカットではあるが覚悟を決めた女の自害を撮ってみた。現世に別れを告げる哀しきエロチシズムを美咲は表した。
文 杉浦則夫
縄を打たれる美咲の意識は空に舞う。奈加さんの集中と見事な対照を描いている
縄師の熱情を受けて二人の道行きに私はシャボン玉。
いくら脚を閉じても隠せません。それを覗くのが男の好み。縄師の熱情を受けて二人の道行きに私はシャボン玉。
私に罪はない、貴方の疑ぐりは貴方が作った罪。
私の愛は変わりません。どうぞ旅立たせてください。私の乱れた姿だけは見せないように旅立たせてください。
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