AV業界は年間多くの者が去りまた入る新陳代謝の激しい世界であるが、10年近く上位の人気の女性が去るのはフアンにとっては寂しいかぎりだ。みづなれいも多くのフアンをもち、彼女を慕う親衛隊を持つほどの人気者だった。桟敷の登場は3年ほど前で、ブレザーの学生服はくるくるの瞳が情劇的な可愛さであった。今回の小紋の和装もみづなが着ると入梅前の鬱陶しい景色が華やぐ。
陰影の深いライトよりもよりフラットなライトでみづなの最後の表情を残そうとアンブレラのライトをメインに組んだ。くりくり瞳が可愛いみづなではあるができるだけ目線はカメラから外して撮った、目線がカメラにある写真の力は強いが、緊縛写真においては見つめるではなく助けを求めるであるから、瞳の表情はそれが映らないことには可愛いだけではかえって邪魔になる。可愛くて憂いがある女性ともなるとなかなかいるものではない。
そんなわけで今回はみづなの目線を極力避けた。そこにも緊縛写真の難しさがある。引退の悲しさ寂しさのせいか、最後の仕上げという訳かみづなは変わっていた。激しさよりも美しさを撮っていた前2作と比べると吊りなどもより豪縄がかけられている、またそれを望んでいるみづなが見えたのも意外であった。我々にとってはこれからという逸材を引退させることは惜しまれる。
文 杉浦則夫
撮影:杉浦則夫 緊縛;奈加あきら
杉浦則夫緊縛桟敷 掲載内容
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