女の一生には男を惑わす肉体の花を咲かせる一時期がある。皮膚がみずみずしく艶やかな赤みをおび、脂肪を蓄えた肉が女の曲線で男を誘う。それが熟女の魅力とといえばそれまでであるが、そんな花も大方の女では1年も続かない儚い魅力である。高宮にはそんな気配が太ももと臀部に見かけられる。現像にはそこに注意しながら仕上げた。
現像においてノーマルな仕上げは必須ではあるが、被写体の雰囲気を壊さないのがたいせつ。今回はやや赤みに傾けて現像を行なった。
高宮は奈加さんがtwitterでプロの緊縛好きなモデルを募集したのに応募してくれたモデルさんである。それだけに緊縛には理解が深くあり撮影はいたって順調であった。
現像の上がりを見てみると、特にバストアップなどの目に自己主張の強さが見て取れるがそれは仕事への情熱であり責任感の表れのように見た。ーこの様な目線は撮ることのない俺であるがー片足を吊り上げられて一方の踵を強くくねらせた脚の緊張と臀部の肉の曲線で美しい。もっと高く足をつりあげよう。片足はだらりと下がり股は無様に広がる。
この人の黒々とした秘部にバイブの先があたった瞬間に桃色の扉が開く。濡れた真っ赤な花唇がのぞく。ほんの一瞬である。この一瞬の美を男は艶と唸る。消え去るもの、散るものその儚さに男はうつつをぬかす。
文 杉浦則夫
撮影:杉浦則夫 緊縛:奈加あきら 助演:河辺匠 制作:杉浦則夫写真事務所
掲載開始日 2019.10.17・24 掲載終了 2019.11.28
杉浦則夫緊縛桟敷 掲載内容
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