元気いっぱいでスタジオに入って来たまりか。旅慣れているせいで時差ぼけはまるでない。このところ自社の写真集の写真選びで少々ばてぎみである俺。まりかの元気をもらって力を出そうと、アメリカの事情をきく。
帰国する前日にウエブサイト大手のKINKのスタジオで撮影をしていたとのこと。そのスタジオには友人の紹介で2年ほど前に美帆と10日ほど泊まり込んだことがある、もと海兵隊の宿舎を買い取りエロの殿堂としたのである。屋上に旗をなびかせた立派な厩舎である。様々なセットを組んだスタジオがあり、様々なカテゴリーなSMの撮影がなされる。そんなかたすみに木製のクリップが大量に置いてあったのにはなにか日本的で可笑しくなった。米国の縛りの技術はだいぶ進歩しているようだが、どんな縛りをしたのかまりかの脇腹に酷い擦り傷ができている。そんなところを痛めるのは初めて見た。
まりかとは3度撮影をすることになる。5年ほど前が初で、ブレザーの制服が良く似合う少女であった。外国の風は厳しいのかすっかり少女の顔はぬけおちている。顔立ちがきびしい。俺は戸惑う。どうも調子が出ない、彼女への指示が間の抜けた調子だ。焦りながら午前中を終わる。
ストロボーの光になったとき、まりかの少女をつらえた。佇むまりかは可愛く佇んだ。すらりとしたプロポーションがあった。足だ、足を責めようとアシスタントの樹里さんに指示をだす。丁寧に厳しく縄が使われる。それを境にまりかも気分がのったようで動きが出てくる。今回の奈加さんの縛りはいつもにまして厳しくしている。最後にはまりかの呻き声がでるほどにのった撮影でした。
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